機能の概要説明
① 超高速クラウドバックアップ
デバイス(パソコンやサーバー)内のファイル/フォルダを15分毎(時間設定は変更可能です)に監視し、更新のあったファイルの更新データの含まれるブロックのみをクラウドへ直接バックアップするため、差分バックアップでのデータ転送量はほんのわずかであり、これが超高速バックアップの性能を実現しています。
バックアップデータは重複排除の後圧縮され、ブロック分割され、暗号化されて一旦デバイスのローカルキャッシュ(RAM)に保管されます。最新のデータ程RAMへ保管されますが、一杯になるとインターネットのトラフィックを制御しながら、SSL通信でクラウドに転送されます。
リストア時には、指定された復元すべき日時の情報から分割されたブロックをクラウドストレージ又はRAMから探して組み立て直し、それを指定されたデバイスに復号、解凍してダウンロードします。従って全てのデータをクラウドストレージから復旧する訳ではないので、リストア時間が大幅に短縮され、更にはローカルキャッシュの容量が大きいほど復旧時間を更に短縮することができます。
この機能はCarbonite社の「Carbonite Endpoint」によって実現されます。
② フルクラウド型アンチマルウェア
パターンファイル(定義ファイル)をデバイスに持たない事から既存のセキュリティソフトと共存可能となり、超軽量クライアントがクラウド上のグローバル脅威情報データベースとリアルタイムで連動し、世界最高水準の脅威の検出・排除を実現します。
またWeb脅威シールドと呼ばれるアクセスするサイトの安全性を事前に知らせてくれる機能があり、各ブラウザの拡張機能として有効化すると検索件結果のURL一覧リストにその安全性検証の結果アイコンを自動表示し、ユーザーに注意を喚起します。
更には新たな攻撃であるファイルレスマルウェアはメモリー上で不正コードを実行する新たな脅威で、従来型のマルウェアより成功率が高いと言われていますが、このファイルレスマルウェアを検知し排除することができます。
この機能はWebroot社の「Webroot Business Endpoint」によって実現されます。
③ Microsoft 365バックアップ
Microsoft 365のデータもバックアップの対象です。このサービスは収容効率の高い実利用容量に基づく従量課金の容量契約(アカウント数無制限)と、Microsoft365の契約アカウント数に基づくアカウント数契約(容量無制限)の2種類の契約から自社の利用形態に応じて選択することができます。
対象となるMicrosoft 365のサービスはExchange Online、OneDrive for Business、SharePoint Online、Teams、Office 365 Group、Project Online、Public Folderです。
バックアップは1日4回実行され、クラウドtoクラウドで海外のクラウドデータセンターに保管されます。
この機能はCarbonite社の「Carbonite Backup for Microsoft 365」によって実現されます。
④ 遠隔デバイス管理(位置情報、遠隔データロック・遠隔データ削除等)
パソコンの位置情報は企業管理者が常時監視可能であり、盗難や紛失があった場合は遠隔でバックアップデータをロック(改竄停止)したり、デバイス内のデータ削除(リモートワイプ)が可能です。
バックアップデータのロックとはクラウド内に保存されているデータが、保存期間が過ぎて自動削除されるのを停止し、またデバイス上で変更・削除されても盗難時点でのデータをクラウド上で指定が解除されるまで保管し続けることで法的証拠を残す機能のことです。
またバックアップデータのワイプ(削除)とは、バックアップ対象となっているデバイス上のデータをリモートで削除してアクセス出来なくする機能です。管理者機能でこの機能を有効にすると、パソコンがネットと繋がった瞬間にリブートが開始され、終了すると全てのバックアップ対象データが削除され、空になったフォルダだけが残り、バックアップは二度と起動しなくなります。
運よく盗難にあったパソコンが戻った場合はクライアントソフトを再インストール、または新しいパソコンにクライアントソフトを新規インストールしてデータをバックアップから取り戻すことができます。更には管理者コンソールを使って別のパソコンにバックアップからデータを取り戻すことも可能です。
この機能はCarbonite社の「Carbonite Endpoint」によって実現されます。
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販売価格
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